遠慮せずに使えて有効活用できる制度を知っておこう

要件を満たすために

ハートと聴診器

国民年金も厚生年金も未納はつくらない

うつ病で、病院にもかかっていないという人は、一刻も早く受診すべきですが、その前に年金保険料の未納がないか確認し、追納などを済ませてから受診します。そうすれば、初診日前日までに未納がない状態なので、障害年金の受給資格を一つクリアできます。また、退職後、国民年金に切り替えを行い、年金保険料を納めるのが難しい人は、必ず、免除申請を行います。免除は全額免除、一部納付、猶予の種類がありますが、いずれも障害年金の審査上、未納扱いにはならないため受給資格を得ることが可能です。ただし、一部納付であれば、その分を納付しなければ未納扱いになります。免除申請の手続きは簡単ですので、うつ病で退職となる時点で、既に経済的不安がある人は、療養中で無収入を理由に申請を行うことが大切です。免除の内容は、年金事務所側が最終判断しますが、収入が全くない状態であれば、全額免除を希望して申請して問題ありません。申請書が年金事務所に届いた月分から免除してもらえますが、既に未納となっている分は、免除対象になりませんので注意が必要です。2年目以降は、前年度の収入状況を年金事務所側が確認できる状態にしておけば、自動的に継続されます。もし、収入状況が確認できない場合は、通知が来ますので、収入状況を記載して提出すれば、再度免除の審査をして継続となります。ただし、提出期限を過ぎると、未納がひと月でも発生してしまう可能性が出てくるので注意が必要です。
障害年金は、うつ病も対象ですが、病気により障害年金の受給額が変わるのではありません。障害基礎年金か障害厚生年金か区分され、その中で、うつ病による障害の程度はどれぐらいかで受給額が決定します。障害基礎年金の金額は、年度ごとに多少の変動はありますが定額制で、老齢基礎年金の額と同じになっています。2級の人は、そのままの額が反映され、1級の人は1.25倍の支給です。平成31年度および令和元年の障害基礎年金額は、780,100円です。障害基礎年金には子加算がありますので、1人目、2人目の子については、1人につき224,500円が加算される仕組みです。3人目以降は、1人につき74,800円が加算されます。年金の支給は2か月に1回ですので、年額を6で割れば、一回に振り込まれる額がわかります。障害基礎年金1級の人は975,125円に子加算が受給額です。一方、障害厚生年金1級と2級に該当する人は、この障害基礎年金に障害厚生年金額が上乗せされて支給されます。障害厚生年金の額は、報酬比例方式なので、個人によって異なりますが、1級は2級の額の1.25倍で計算されるのは、障害基礎年金と同じです。こちらは、子加算ではなく配偶者加給年金が加算されます。つまり、障害厚生年金の受給者は、対象者がいれば配偶者、子加算両方を受け取れる仕組みです。そして、障害厚生年金は、3級もありますが、加算および基礎年金はなく、報酬比例年金額のみです。

Copyright© 2019 遠慮せずに使えて有効活用できる制度を知っておこう All Rights Reserved.